おしゃれな注文住宅を建てるには?後悔しないためのポイントを解説【外観編】

2024.02.22

注文住宅の大きな魅力として、自分好みの外観にできることが挙げられます。外観は家の顔であり、第一印象が決まる大事なポイントのため、デザインにはこだわりたいところです。

本記事では、おしゃれな外観の注文住宅を建てるためのポイントを解説します。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

外観を決める

注文住宅の外観は、次の3つのステップで進めると決めやすいです。

家のテイスト

まずは、注文住宅の外観のテイストを決めましょう。シンプル系、モダン系、ナチュラル系など大まかでいいので家族で話し合って方向性を決めます。

住宅雑誌やハウスメーカーのホームページなどで気に入った外観のイメージがあれば、写真にとって残しておくと参考になるでしょう。

また、写真や画面上では質感がわかりにくいため、実際の建物を見ることもおすすめです。近所のおしゃれな家や住宅展示場で好みの外観の住宅があれば、自分の目で確認しましょう。

家のかたち

外観のテイストが決まったら、家のかたちを考えます。家のテイストと同様に、好みのかたちを見つけるためにインターネットで探してみても良いでしょう。

注文住宅を建てる土地が決まっている人は、実際に建物が建ったときをイメージします。

家のかたちで建築費が大きく変わってくるため、ひとつではなく3つぐらい候補をだしておきましょう。一般的には複雑な形状ほど建築費が高くなる傾向があるため、シンプルなかたちがおすすめです。

また、屋根の形状、窓のかたちや大きさも外観のデザインでは重要な部分になりますので、ある程度決めておくと、実際の打ち合わせがスムーズに進みます。

家のメインカラー

家のテイストやかたちがある程度固まったら、メインカラーを決めます。どの色を選ぶかによって家の印象が大きく変わります。同じかたちの家でも、ホワイト系とブラック系では、人に与える印象がまるで変わるでしょう。

ブラックやグレーは重厚感があり、かっこいいイメージですが、ホワイトやベージュは清潔感があり、やわらかいイメージになります。

また、外観に色を盛り込みすぎるとまとまりがなくなるため、1〜2色におさえることをおすすめします。

おしゃれな外観にする3つのポイント

屋根の形状

屋根の形状によっても、家のイメージは大きく異なります。外観のテイストによって、ある程度は決まってきますが、屋根の形状ごとの特徴を押さえておきましょう。

 

屋根の形状 メリット デメリット
陸屋根 ・屋上として活用できる
・メンテナンスがラク
・三角屋根と比べると建築スペースが広い
・夏は最上階が暑い
・雨漏りしやすい
・ロフトが設置できない
片流れ屋根 ・施工費用が安い
・窓を高い位置に取り付けることができる
・ソーラーパネルが設置しやすい
・壁面量が増える
・雨漏りしやすい
・屋根が劣化しやすい
切妻屋根 ・施工費用が安い
・屋根裏のスペースが確保できる
・施工しやすい
・個性がない
・雨漏りしやすい
・屋根が劣化しやすい
招き屋根 ・施工費用が安い
・頑丈で耐風性がある
・屋根裏のスペースが確保できる
・雨漏りしやすい
寄棟屋根 ・4方向全ての外壁が保護できる
・壁面量が減る
・雨量、雪量を分散できる
・施工費用が高い
・ソーラーパネル数が制限される
・屋根裏のスペースが小さくなる

外壁の素材

外壁の素材でも家の外観のイメージは大きく異なります。同じ色でも、素材が違えば質感が異なるため素材選びも重要なポイントです。

また、素材によって機能性も変わるため、デザイン、質感、機能性のバランスを考慮したうえで、素材を選ぶことをおすすめします。

 

外壁の種類 メリット デメリット
サイディング ・デザインが豊富
・機能面が優れている
・コストパフォーマンスが良い
・つなぎ目に使われるコーキングが劣化しやすい
・定期的なメンテナンスが必要
ガルバリウム鋼鈑 ・スタイリッシュな外観
・軽量で耐震性が高い
・ひび割れしない
・衝撃に弱い
・錆びることがある
・デザインが限られる
ALC ・コンクリートよりも軽い
・機能面が優れている
・価格が高い
・つなぎ目が多い
・ALCだけでは防水性が低い
塗り壁 ・すっきりとした外観
・塗り方によって味わいが変わる
・ひび割れしやすい
・定期的なメンテナンスが必要
・職人の技術の差がでやすい
コンクリート打ち放し ・無機質で都会的なデザイン
・機能面が優れている
・長持ちする
・価格が高い
・汚れが目立ちやすい
・定期的なメンテナンスが必要
タイル ・高級感のある外観
・耐久性が高く、劣化しにくい
・メンテナンスがラク
・価格が高い
・タイル自体が重く、剥離の原因になる

家の構造次第では、希望の間取りや部屋の広さなどが実現できません。

モデルハウスの「構造」に注意して、本当に希望の家が建てられるハウスメーカーなのかどうかをチェックしましょう。

外構

意外と忘れがちな外構も、おしゃれな注文住宅を建てるためには必要です。家にこだわりすぎて予算がなくならないように、しっかり計画を立てておきましょう。

玄関までのアプローチやきれいに配置された植栽、外観を彩る照明などで、センスの良い空間を演出できます。

また、近年人気の植栽であるシマトネリコは思ったよりも大きくなるため、植栽は成長した後のことも考慮して選ぶことをおすすめします。

まとめ

おしゃれな注文住宅を建てるためのポイント・外観編を解説しました。選ぶ外壁の素材や屋根の形状によって、家の外観が与える印象が大きく異なります。将来のメンテナンスも考慮して、外観を決めることをおすすめします。

RKB住宅展では、さまざまなモデルハウスをご覧いただくことができます。具体的な外観をイメージするためにも、一度見学してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
内村 純也
内村 純也(宅地建物取引士)
注文住宅、新築住宅、不動産仲介、投資物件の営業など約20年間、不動産業界に従事しました。現在は宅地建物取引士の知識を活かし、不動産専門のWebライターとして、注文住宅を中心に不動産関連の記事を主に執筆しております。

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