注文住宅の間取りを決める際に意外と難しい玄関ですが、最初に目に入る重要な空間です。
玄関は家の印象や暮らしやすさを左右しますが、リビングや水回りを優先するため、後回しにされがちです。
そこで、この記事では、注文住宅におけるおしゃれな玄関の作り方について詳しく解説します。後悔しないためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
注文住宅でおしゃれな玄関を作るための考え方
おしゃれな玄関を作るためには、以下の項目を押さえたうえで検討しましょう。
広さ
一般的な注文住宅の玄関は3帖程の広さで作ることが多いですが、適切な広さは家族構成や好みによって変わります。
玄関の重要度が低く家族が少ない家庭であれば、最低限の広さでも問題ありませんが、子どもが多い家庭であれば、間口が広い玄関のほうが便利でしょう。
また、収納の位置なども考慮して広さを決めることをおすすめします。
収納
玄関の収納は使い勝手や見え方に大きく影響するため、収納量も含めて慎重に検討するべきポイントです。
収納量を十分確保し、使い勝手の良い収納であれば、きれいな空間を維持できるでしょう。
近年はシューズクロークが人気となっており、靴や傘だけでなく、ベビーカーやゴルフバッグなども収納できます。
シューズクロークはウォークスルーにすることも可能なので、家族に合ったスタイルを見つけましょう。
動線
玄関から部屋につながる動線を考えることも快適に暮らすためには重要なポイントです。
たとえば、玄関からシューズクロークを通って浴室に直行できる間取りであれば、外で遊んだ子どもがすぐにお風呂に入れるため、室内が汚れにくくなります。
また、玄関とキッチンが近ければ、買い物から帰ってきてすぐに収納できるため、便利でしょう。
実際の生活をシミュレーションして、家族に合った動線を考えておくことをおすすめします。
床
床のカラーや材質もおしゃれな玄関を作るうえで大切です。
しかし、見た目だけで床のカラーや材質を選んでしまうと、後悔する可能性があります。
玄関は雨の日だけでなく、日常の生活でも汚れやすい空間だからです。
特に白色など明るめのカラーを選択した場合は、汚れが目立ちやすくなるため、掃除が大変になるでしょう。
床の材質を決める際はデザインだけでなく、手入れのしやすさも考慮することをおすすめします。
ドアの鍵の種類
近年、ラクに施錠・開錠ができるスマートキーが人気になっています。
スマートキーは鍵を鍵穴に入れなくても施錠・開錠ができるため、荷物をたくさん持っているときなどは非常に便利です。
リモコンキーやカードキー、タグキーなどのタイプがありますが、最近ではスマートフォンのアプリと連動しているものが主流です。
玄関ドアは後から変えるのが大変になるため、将来のことまで考えて自分たち家族に合ったスマートキーを選びましょう。
注文住宅でおしゃれな玄関を作るうえで後悔しないためのポイント
玄関を作る際に忘れがちなポイントは、以下のとおりです。
手洗い場を設置する
注文住宅で玄関を作る際に忘れがちなポイントとして、手洗い場を設置する事が挙げられます。
コロナ禍で玄関に設置する手洗い場が普及しました。
帰宅後すぐに手洗い、うがいができるため、外からのウイルスを持ち込まず、家族の健康面においても役立ちます。
ただし、手洗い場を設置するスペースが必要で、費用もかかるため、予算を考慮しながら設置するか慎重に検討しましょう。
ドアを引き戸にする
玄関ドアは開き戸が一般的ですが、引き戸タイプもあります。
玄関外のスペースが狭い場合は、引き戸タイプが採用されるケースも少なくありません。
また、小さな子どもを抱っこしているときや大きな荷物を運ぶ際は重宝するでしょう。
玄関に屋根を付ける
注文住宅で玄関を作る際に意外と忘れがちなのが、玄関の屋根(庇)です。
近年、シンプルな外観の注文住宅が増えていることもあり、玄関の屋根を設けていない住宅が散見されます。
しかし、玄関の屋根を設けていないと、雨の日には玄関ドアを出ると雨に濡れてしまうため、不便です。
家の外観が変わってくるポイントにもなるため、早めに住宅メーカーに相談しておきましょう。
人感センサーライトを選ぶ
玄関付近にライトを設置する場合は、人感センサー付きのライトが便利です。
夜に帰宅する際は、センサーが反応して玄関周辺を照らしてくれるため、雨の日や荷物が多い日は重宝するでしょう。
また、人感センサー付きであれば、家に出入りするときだけ点灯し、電気の消し忘れがなくなります。
コンセント
コンセントも注文住宅で玄関を作る際に忘れがちなポイントの1つです。
玄関近くに防水コンセントがあれば、何かと便利です。
掃除や洗車に加えて、電動自転車や工具の充電などにも電気を使えます。
コンセントを後付けするのは大変なため、適切な位置に1つは付けておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、注文住宅におけるおしゃれな玄関の作り方について詳しく解説しました。
注文住宅の間取りではリビングや水回りを優先するため、後回しにして後悔するケースが多いです。
後悔しないためには、実際の生活をイメージして、将来のことまで考慮することが大切です。
なお、RKB住宅展では、さまざまなタイプのモデルハウスを用意しています。
好みの玄関の間取りが見つかる可能性があるため、ぜひ一度家族で見学してみてはいかがでしょうか。