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梅雨の時期こそ住宅展示場へ!雨の日だからわかる家の性能とは?

梅雨の時期こそ住宅展示場へ!雨の日だからわかる家の性能とは?

梅雨の時期は、住宅展示場の見学をためらう方も多いかもしれません。雨による移動の不便さや濡れることへの不安から、つい晴れの日に訪れようと考えがちです。

しかし実際には、雨の日こそ住宅の性能を確かめる絶好の機会です。断熱性や換気性能、湿気への対策など、カタログや晴天時の見学では気づきにくいポイントを体感できます。

この記事では、梅雨の時期に住宅展示場を訪れることをおすすめする理由と、見学時に注目したい具体的なチェックポイント、さらに快適に見学するための準備方法についても詳しく解説します。これから家づくりを始める方は、ぜひ参考にしてください。

梅雨の住宅展示場見学が実はおすすめな理由

梅雨の住宅展示場は、家の性能を見極める絶好のタイミングです。特に以下のようなメリットがあります。

  • 湿気やカビ対策など、住宅性能を実際に体感できる
  • 来場者が少なく、落ち着いて相談しやすい

湿度が高いこの時期は、断熱性や換気性、カビ対策の効果を実感しやすくなります。たとえば、玄関まわりの湿気や窓の結露など、晴れの日には気づきにくい部分も確認できます。

また、見学者が少ないため、営業担当とゆっくり話ができ、疑問や不安をじっくり相談できるのも利点です。

梅雨の展示場見学では雨の日ならではの発見があり、理想の住まいを見極めるうえで大いに役立ちます。

梅雨の住宅展示場でチェックすべき3つのポイント

梅雨の時期に住宅展示場を訪れると、実際の暮らしに影響する細かな部分が見えてきます。ここでは、中でも見逃せない3つの重要なチェックポイントについて、具体的に解説します。

結露の有無や断熱性能を確認する

住宅の快適性を見極めるうえで、結露の発生や断熱性能の確認は欠かせません。梅雨のように湿度が高い時期は、断熱性が低い「窓」に結露が現れやすくなります。

たとえば、アルミサッシと比べて樹脂サッシは熱が伝わりにくく、結露の発生が抑えられる傾向にあります。また、室内と屋外の温度差が大きい場合には、壁や窓付近でひんやりとした冷気を感じることがあり、断熱の不十分さに気づきやすくなります。

断熱性能は冷暖房効率や住み心地にも直結するため、見学時は窓まわりの構造やサッシの素材に注目することが大切です。

玄関や水回りの湿気対策を見ておく

玄関や水回りは湿気がたまりやすく、梅雨の見学では対策の有無がよりはっきりと確認できます。特に、以下の3点は重点的にチェックしましょう。

  • 玄関の床材が滑りにくい仕様か
  • 脱衣所や洗面室に十分な換気設備があるか
  • カビやにおいが発生しにくい構造になっているか

さらに、室内と外気の温度差によって床に結露が発生していないかも確認が必要です。図面や資料では見えにくい点だからこそ、梅雨のような湿度の高い時期に実際の空間を体感することが大切です。

室内干しスペースや換気の効き具合を確認する

梅雨の時期は洗濯物を外に干せない日が多く、室内干しのしやすさが日々の暮らしに大きく関わります。住宅展示場では、希望するハウスメーカーのモデルハウスにて、次の点をチェックしてみましょう。

  • 天井付けの物干し金具が設置されているか
  • 脱衣所やリビングなどに干すスペースが確保されているか
  • 24時間換気システムの動作音や風の流れが実感できるか

「空気の流れ」や「湿気のこもりにくさ」は、実際の空間でこそ体感できます。実際にその場で感じることで、間取りや設備が自分たちの暮らしに合っているかを具体的にイメージしやすくなります。

梅雨の住宅展示場見学を快適にする3つの手順

雨の日でも快適に展示場を見学するためには、事前の準備が欠かせません。ここでは、梅雨の時期に見学をスムーズに行うための3つの具体的な手順を解説します。

雨天時のアクセス手段や駐車場状況を確認する

雨の日の見学では、アクセス手段と駐車場の確認がとくに重要です。傘を差しての移動や長時間のバス待ちは、想像以上に体力を消耗します。

たとえば、雨の日でも混雑を避けたい場合は、土日の午後を避けて午前中の早い時間帯に訪れるのがおすすめです。また、周辺道路の渋滞状況や展示場内の導線も事前に確認しておくと、移動がスムーズになり、無駄なストレスを減らすことができます。

事前にホームページや地図アプリで移動ルートを調べておけば、雨天時でも安心です。

傘・靴の持ち込み対策と服装の工夫をする

濡れた傘や靴のまま入場すると、展示場内の床に水滴が落ち、不快感や転倒の原因になることがあります。そのため、傘袋の持参や靴カバーの使用といった対策が有効です。

さらに、足元が濡れても冷えにくい素材の服装や、脱ぎ履きしやすい靴を選ぶことで見学時のストレスを軽減できます。

展示場によってはスリッパが不足することもあるため、携帯できる室内履きを持参しておくと安心です。

来場予約と雨天対応の有無を事前に調べておく

雨天時は担当者の対応体制やイベントの実施状況が変更されることがあります。そのため、あらかじめ来場予約をしておくことで、待ち時間を減らし、より丁寧な対応を受けやすくなります。

また、展示場によっては雨天時専用の通路や傘の貸し出しなど、天候に配慮した設備やサービスが用意されている場合もあります。こうした情報は、公式サイトや電話で事前に確認しておくと安心です。

雨の日だからこそ、予約と情報収集を徹底することで、快適で無駄のない見学につながります。

まとめ

梅雨は、住宅の“本当の性能”を体感できる貴重な時期です。湿気や気温の変化に対する住まいの対応力は、雨の日だからこそ実感しやすくなります。

窓の結露、換気の効き具合、室内干しスペースの使いやすさなど、日々の暮らしに直結するポイントを実際に確認できるのは大きな利点です。さらに、来場者が少ない分、スタッフとじっくり相談できるのも魅力です。

また、雨の日の見学では、濡れた傘や靴で床を汚さないよう心がけるなど、他の来場者や展示場への配慮も大切です。理想の住まいを見極めるためにも、ぜひ梅雨の時期を活用して住宅展示場を訪れてみてください。

この記事を書いた人

岩井 佑樹
岩井 佑樹 宅地建物取引士・シニアライフ相談士
飲料メーカーを経て2014年に宅建士として不動産会社に転職。2019年に不動産ライター業を始める。2024年3月現在、不動産会社のコラムや不動産関連記事を400記事以上作成。現在は不動産会社とWebライター業の会社を経営。現役不動産屋ならではの経験から、不動産に関する「リアル」な記事を発信している。

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岩井 佑樹
岩井 佑樹 宅地建物取引士・シニアライフ相談士
飲料メーカーを経て2014年に宅建士として不動産会社に転職。2019年に不動産ライター業を始める。2024年3月現在、不動産会社のコラムや不動産関連記事を400記事以上作成。現在は不動産会社とWebライター業の会社を経営。現役不動産屋ならではの経験から、不動産に関する「リアル」な記事を発信している。