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初夏に向けて“夏支度”スタート!  快適&省エネを叶える住宅展示場活用術

初夏に向けて“夏支度”スタート! 快適&省エネを叶える住宅展示場活用術

最近、昼間の陽射しがだんだん強まり始めました。春から初夏へと季節が移り変わるこの時期、早くも「夏の暑さはどうしよう」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。気温が上がり始めると、エアコン代が気になったり、室内のムッとした空気が苦になったりするもの。

実は、こうした“夏支度”を考えるとき、思わぬヒントが見つかる場所が住宅展示場。もちろん、「まだ家を建てる予定がない…」という方も、ちょっとした見学で発見が多いので、ぜひ知っておいて損はありません。

本コラムでは、エアコン頼みになりがちな夏をできるだけ快適&省エネに過ごすための住まいづくりのポイントを取り上げ、そこに住宅展示場を活用するメリットを絡めてご紹介します。読んでいるうちに、「そういう家のアイデアがあるのか」と気づくことがあるかもしれません。

もし、この初夏にどこかへお出かけしようと考えているなら、日程の一部に住宅展示場を加えてみるのも悪くないかもしれませんよ。

なぜ“初夏の今”から夏支度を始めるといいの?

夏の暑さは電気代に直結

日本の夏は、高温多湿で体感的に相当に厳しい気候。ここ数年の猛暑では、エアコンなしでは快適に暮らしにくい日が増えています。すると自然と電気代が月1万円を超えたり、家庭によっては3万円台になることも。それでも無理に節電すると、熱中症リスクや寝苦しさで健康を害するかもしれません。

「どうにかしたいけど、暑さは仕方ない…」と諦めがち。でも、もし住まい自体が省エネ性能をしっかり備えていたら、同じ暑さでもエアコンに頼る頻度や時間を抑えられるかもしれません。住宅展示場に行くと、そうした高断熱・高気密や遮熱技術を搭載したモデルハウスを見学できます。たとえ今すぐ建てる予定がなくても、「こんなふうに家をつくると光熱費が下がるんだ」とわかるだけでも、今後の生活のヒントになるでしょう。

今から準備すれば、夏前に情報を集められる

初夏の、まだ梅雨本番でもない今の時期は、どこかへ出かける余裕が取りやすい時期とも言えます。こうしたタイミングで「夏の暑さ対策、どんな方法があるの?」と情報収集しておけば、実際に暑さが本格化する前に必要な対策を検討できます。

  • 4月中~6月頭あたりに展示場へ行き、スタッフから話を聞く
  • 夏前に計画を立て、エアコンや日よけの見直し、あるいは家づくり自体を検討

このように事前に行動しておけば、夏を迎えて慌てるリスクが軽減されますし、途中で「思った以上に家を建てる選択もアリかも」と考え始めても、タイミングを逃さず動きやすいのです。

夏を涼しく&省エネに過ごす住まいの基本ポイント

暑さ対策は、家の構造と設備が大きく左右します。以下のようなポイントをおさえた新築住宅なら、夏場のエアコン代が思った以上に抑えられ、室内の不快感も軽減されるはず。住宅展示場に足を運ぶ際、これらの観点でモデルハウスをチェックしてみるのが近道です。

高断熱・高気密で「外の熱を入れない」

冬の暖房効率を重視した家づくりといえば高断熱・高気密ですが、実は夏にもメリットが大きいのが特徴。外の熱気が室内に伝わりにくいため、エアコンをそこまで頑張らなくても快適を保ちやすく、電気代が下がります。

住宅展示場での見どころ
  • 断熱材の種類・厚みをチェック(ウレタン、セルロースファイバーなど)
  • 窓サッシが樹脂フレーム+複層ガラス以上の仕様か
  • 壁や屋根の構造見本がある場合、断面を見せてもらうと◎

遮熱ガラス・外付けブラインドなどで「日差しをカット」

いくら断熱しても、強い直射日光が窓から入れば室温が上がりやすくなる。そこで遮熱ガラスや外付けブラインドで日射そのものをカットすると、室温上昇をぐっと抑えられます。従来はカーテンや内側のブラインドが中心でしたが、最近は家の外側で熱を遮る技術が進化しており、より高い効果が期待できます。

見学時のチェック
  • 「遮熱ガラスは具体的にどの程度の熱を遮るか」をスタッフに聞く
  • 外付けブラインドやオーニングの実物があるモデルハウスで使い方を体験

通風設計で「風を通す」

日本の夏は湿度が高いので、風が通るだけで体感温度が下がる場合も多いです。南北や東西に窓を配置し、家全体に風の通り道をつくることで、エアコンに頼る頻度を下げられるかもしれません。

  • 吹き抜けや高窓で熱気を上部へ逃がす
  • 廊下や階段も含めて計画的に窓を配置し、効果的に換気
  • 住宅展示場で「このモデルハウスは通風をどう考えてる?」と質問してみる

家事動線&ランドリースペースの工夫

夏や梅雨は洗濯物の量が増えたり、室内干しをしたりするシーンも多いですよね。こもった湿気と熱気をうまく排出できれば、家の中がベタベタしにくく快適度が上がります。家事動線にこだわった新築住宅では、ランドリールームからファミリークローゼットへとつながる導線が短縮され、ストレスも減るのが魅力です。

  • 浴室乾燥機や脱衣室換気を備えているか
  • 収納スペースへの通気や除湿対策
  • 展示場で、洗面室や脱衣室、クローゼット配置を実際に歩きながら確認するとイメージしやすい

「家づくりはまだ……」でも住宅展示場に行く価値

「まだ新築なんて考えてなかった」という方こそ、初夏のこの時期に住宅展示場へ出かけてみると、想定外の発見があるかもしれません。なんとなく“オーバースペック”だと思っていた高断熱住宅や、省エネ設備が身近に感じられ、夏を涼しく過ごす方法が具体的にイメージできるようになります。

最新の住まい事情を“無料”で体感

住宅展示場は、各ハウスメーカーのモデルハウスが一堂に集う貴重な場所。しかも見学は基本無料です。外観から間取り、建材、設備まで、あらゆる角度で最新のテクノロジーに触れられ、専門スタッフに質問もしやすい。そうした体験から「こういう家なら、思ったより快適そう」と気づけば、いつか建てるときの参考はもちろん、現在の住まいを改善するアイデアを得られる場合もあります。

無理な勧誘を受けなくてもOK

展示場というと「営業されそう」「名前や住所をしつこく聞かれそう」と敬遠されがちですが、最近の傾向は“見学者のペースに合わせる”方針が多くなっています。最初は「情報収集だけ」でも歓迎されることがほとんど。もしスタッフと話してみて納得できたら、後日改めて相談する形でも十分です。

興味があれば→見積りやプラン提案、資金計画の相談もできる
そこまで踏み込みたくないなら→パネル展示やモデルハウスの構造見学のみでOK

住宅展示場を回るときのポイント

せっかく展示場に行くなら、事前準備や県型の仕方を工夫すれば、より充実した体験になります。

事前に“気になるテーマ”をリスト化

  • 暑さ対策:遮熱ガラス、断熱材、通風計画
  • 光熱費削減:太陽光発電、蓄電池、高効率エアコン
  • 家事動線:洗濯物をすぐ干してすぐ収納できる動線
  • 収納・採光:夏の室内干しや紫外線対策など

これらを箇条書きにしておき、スタッフに「ここを詳しく知りたい」と伝えるだけで、案内がスムーズです。

混雑を避けるなら平日や事前予約

土日祝日は家族連れでにぎわうため、スタッフとじっくり話したい方は平日や事前予約を活用すると良いでしょう。平日なら一棟当たりの見学人数が少なく、スタッフが付きっきりで対応してくれる場合もあります。

資料の持ち帰りと見比べ

ハウスメーカーごとに配っているカタログやパンフレットは質量ともに充実しています。写真や数値の比較が載っていることも多いので、自宅に戻ったあと複数社の資料を並べて見比べれば、暑さ対策や省エネ性能の違いが具体的にわかるはず。興味が高まれば、後日もう一度足を運んでみるのもアリです。

まとめ

この季節、ふと「今年の夏もまたエアコン代がかさむのか……」と憂うつになる方は多いかもしれません。しかし、家そのものが暑さを抑え、電気代を節約できる構造だとすれば、同じ夏でもずいぶん違った暮らしになるかもしれません。いま実感は湧かなくても、住宅展示場に足を運べば、最新の家づくりがどこまで進化しているか思いのほか学べるでしょう。

思わぬところで「こんな家なら、自分も暮らしてみたい」と胸が躍る瞬間が訪れるかもしれません。室内干しがラクになる動線、日よけ対策が万全な窓まわり、高断熱・高気密で冷房効率が抜群……そうした新しい住まいの選択肢を知るだけでも、夏が来る前の“夏支度”としては十分価値があります。

家族や友人を誘いつつ、週末の半日を使って複数のモデルハウスを回る。そこで見る・聞く・体感するだけで、生活をもう一段上の快適さに引き上げる手がかりがきっと見つかるはずです。夏本番に向けた第一歩として、ぜひ住宅展示場を気軽に利用してみてください。あなたの夏が、ちょっぴり「涼しくて、省エネで、心地いい」ものに変わるきっかけになるかもしれませんよ。

この記事を書いた人

平井 祐佳里
平井 祐佳里 宅地建物取引士
大学在学中より不動産の道に進み、建売会社にて用地仕入れを担当。結婚・育児を経験した後にハウスメーカーの不動産課に勤務し家族を持つ人々のニーズを深く理解し、顧客に寄り添った不動産サービスを提供。本格的な宅地開発を学ぶため、宅地開発専門の不動産会社に従事後、地域に根付いた土地活用の提案をするため総合不動産会社にて現在勤務中。

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平井 祐佳里
平井 祐佳里 宅地建物取引士
大学在学中より不動産の道に進み、建売会社にて用地仕入れを担当。結婚・育児を経験した後にハウスメーカーの不動産課に勤務し家族を持つ人々のニーズを深く理解し、顧客に寄り添った不動産サービスを提供。本格的な宅地開発を学ぶため、宅地開発専門の不動産会社に従事後、地域に根付いた土地活用の提案をするため総合不動産会社にて現在勤務中。