お風呂は1日の疲れを癒してくれる重要なスペースですが、できればおしゃれにしたいところです。
注文住宅であれば、お風呂も自分の好みに合わせてデザインを選ぶことが可能です。
そこで、この記事では、お風呂の選び方について詳しく解説します。種類や大きさ、オプションも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
お風呂の種類
建売住宅ではユニットバスがほとんどですが、注文住宅であれば、外国のお風呂のようなおしゃれなバスタブも選ぶことが可能です。
注文住宅では、お風呂を以下の3種類から選択できます。
ユニットバス
ユニットバスとは壁・天井・床・浴槽が一体化している浴室のことで、各パーツは工場などで予め成型されます。
浴室内のパーツが一体化されているため、掃除がしやすいことが特徴です。
また、気密性に優れているため、冬場でも比較的暖かい空間となり、バリアフリーが標準仕様となっているため、小さなお子様から高齢の方まで使いやすいお風呂といえます。
近年では「肩湯」など高機能なオプションも選択できるため、ユニットバスは注文住宅でも根強い人気があります。
ハーフユニットバス
ハーフユニットバスとは浴槽・洗い場・浴室の壁の下半分が一体化された浴室のことで、浴室上部の壁や天井はユニットバスでは選べない材質と組み合わせることも可能です。
窓の位置や大きさなども選べるため、ユニットバスのメリットを活かしながら、独自の浴室が作れます。
在来工法の浴室
在来工法の浴室とはモルタルで仕上げる工法で作った浴室のことで、お風呂にこだわりたい人に向いている浴室といえます。
円形の浴槽やヒノキ風呂などの浴槽を作ることも可能で、浴槽や浴室のサイズも場所に応じて自由に決められます。
しかし、ユニットバスと比較すると断熱性が低く、費用も高くなる傾向にあるため、在来工法の浴室を選ぶ人は少ないのが実情です。
お風呂のサイズ
ユニットバスはサイズが決まっており、注文住宅で多く採用されているのは、以下の3種類です。
1216
浴室サイズは1,200mm×1,600mmで、マンションの3LDKでも使われるサイズのため、狭小地で家を建てる場合に向いています。
狭小地では限られたスペースを効率的に使う必要があるため、ほかのスペースとのバランスもとりやすくなります。
1616
浴室サイズは1,600mm×1,600mmで、注文住宅では標準的なサイズといえます。
ただし、複数人で入る際には狭く感じるサイズになるため、子どもが多い家庭などは注意が必要です。
1620
浴室サイズは1,600mm×2,000mmで、1616のサイズよりも洗い場のスペースが広くなります。
ゆったりしたスペースが特徴ですが、費用も高くなり、掃除も大変になるため、予算とのバランスを考慮した上で検討しましょう。
お風呂のオプション
快適でおしゃれなお風呂にするためには、オプション選びが重要です。
選択できるオプションのポイントを理解して理想の浴室を作りましょう。
断熱浴槽
断熱浴槽にすれば、浴槽内のお湯の温度を長時間保つことが可能です。
冬場でも追い炊きせずに入浴できるため、光熱費の削減にもつながります。
また、追加で天井や床も断熱仕様に変更することが可能です。
浴室全体が暖かくなるため、ヒートショック対策になるでしょう。
オーバーヘッドシャワー
オーバーヘッドシャワーとは通常のシャワーとは別に頭上高くに大きなシャワーヘッドが固定されたものです。
大きなシャワーヘッドで、全身で一気に浴びることが可能なため、全身を温めて持続させる保温効果があります。
そのため、湯船につかる時間がない場合でも、快適なバスタイムを過ごせるでしょう。
ジェット噴流機能
ジェット噴流機能とは、浴槽の中の吹き出し口から気泡を含んだジェット噴流が勢いよく出る機能のことで、全身に刺激を与えることで血行促進やマッサージ効果があります。
リラックスしたい人や疲れが溜まっている人にはおすすめのオプションです。
また、浴槽のヘッドレス付近から均一に流れてくるお湯で首や肩を直接温められる肩湯もあります。
浴室テレビ、サウンドシステム
入浴時間が長い人には、浴室テレビ、サウンドシステムもおすすめのオプションです。
浴室テレビでは、テレビや映画、YouTubeなどの動画を楽しむことが可能です。
お風呂で続きを見られるため、テレビを見ている途中のお子様も浴室に誘導しやすくなるでしょう。
また、サウンドシステムはスマホとBluetoothで接続して入浴中に好きな音楽が楽しめます。
ミストサウナ
ミストサウナとは、お湯を霧状にして浴室内を温度と湿度の高いサウナ状態にするものです。
ミストサウナを導入すれば、自宅で本格的なサウナを楽しめ、血行促進や代謝の向上、デトックス効果などが期待できます。
照明
浴室における照明もおしゃれなお風呂にするためには重要な要素です。
近年は、省エネ効果の高いLED照明を選ぶ人も増えていますが、壁面照明など演出効果の高い照明にするとおしゃれな浴室になります。
また、浴室内をダウンライトにすると掃除もしやすいため、おすすめです。
まとめ
今回は、お風呂の選び方について詳しく解説しました。
解説した内容を参考に、予算とのバランスを考慮した上で自分たちに合った浴室を作りましょう。
なお、RKB住宅展のモデルハウスでは、様々な浴室を用意しています。
お風呂選びの参考に、ぜひ一度見学してみてはいかがでしょうか。