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注文住宅にワークスペースを作る!在宅勤務時代の新しい住まいの考え方

注文住宅にワークスペースを作る!在宅勤務時代の新しい住まいの考え方

近年では、家で仕事をする「在宅勤務」という働き方が増えています。そのため、自宅に快適な作業環境を整えることが重要です。しかし、注文住宅でワークスペースを作る場合、どのように設計すればいいのか悩む方も多いでしょう。

そこでこの記事では、注文住宅でワークスペースを作るポイントや実例を解説します。これから注文住宅を建てる方は、ぜひ参考にしてください。

【厳選】注文住宅にワークスペースを作る4つのポイント!

快適で効率的な作業環境を整えるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが必要です。ここでは、注文住宅にワークスペースを作る際に考慮すべき4つの重要なポイントを詳しく解説します。
使いやすく、居心地の良いワークスペースを実現しましょう。

使用する人や目的を明確にしておく

注文住宅にワークスペースを設ける際、「誰」が「どのような目的」で使用するかを明確にすることが重要です。この点を曖昧にすると、後々の設計や使用感に不満が生じる可能性があります。

ワークスペースの主な使用目的は、以下の2つです。

  • 家族全員が使用する共有スペース
  • 特定の人が集中して作業するためのスペース

目的によって、必要な広さや設備が大きく異なります。さらに「リモートワーク」「子どもの勉強」「趣味のスペース」など、目的によって必要な環境が異なります。家族全員でしっかりと話し合い、それぞれのニーズを把握した上で計画を立てることが大切です。

部屋のタイプを決めておく

ワークスペースを作る際には、部屋のタイプを決めておきましょう。部屋のタイプ別の特徴は、以下の表のとおりです。

部屋のタイプ 特徴
個室タイプ 集中力を高める環境を提供し、プライバシーも確保しやすい
例)リモート会議が頻繁にある場合や、静かな環境で作業に集中したい場合
オープンタイプ 家族とのコミュニケーションを保ちながら作業できる
例)家族全員がリビングで過ごす時間が多い場合や、小さな子どもの様子を見守りながら作業したい場合

好みや仕事内容に応じて、自分に最も合ったタイプを選びましょう。また、オープンタイプの場合、パーテーションや背の高い家具を使って軽い仕切りを設けることで「半個室」として集中しやすい環境を作る工夫も有効です。

照明や換気を工夫する

ワークスペースの照明と換気は、快適な作業環境を保つために重要です。特に暗い場所や窓のないスペースにワークスペースを設ける場合、適切な照明が必要です。
自然光を取り入れられる場所に設置するのが難しい場合は、明るさを調整できるLED照明やデスクライトを使用しましょう。また、目に優しい色温度の照明を選ぶことで、長時間の作業でも目の疲れを軽減できます。

また、窓がない場所にワークスペースを作る場合は、新鮮な空気を取り入れるために以下の方法がおすすめです。

  • 換気扇を設置する
  • エアコンの換気機能を利用する
  • 空気清浄機を導入する

空気の循環を良くし、快適で健康的な作業環境を維持しましょう。

コンセントの位置や数を考える

ワークスペースでは以下のような多くの電気機器を使用するため、コンセントが不足することがあります。

  • パソコン
  • プリンター
  • ルーター
  • 電話
  • 照明
  • スマホの充電
  • 空気清浄機
  • エアコン

延長コードを使用する方法もありますが、見た目が悪くなるだけでなく、安全面でもリスクが生じます。コンセントは、デスク周りに多めに設置し、使用する機器の場所に近い位置に配置すると良いでしょう。

例えば、デスクの下や側面に複数のコンセントを設けることで、ケーブルの取り回しが楽になり、作業環境もすっきりします。また、USBポート付きのコンセントも検討すると便利です。
さらに、コンセントの高さをデスク上に合わせることで、より使いやすくなります。
あらかじめ対策を練っておけば、快適で効率的なワークスペースを実現できます。

【注文住宅】ワークスペースのレイアウト事例3選

ここでは、実際に活用できるレイアウト事例を3つ紹介します。目的に合わせた方法をぜひ試してみてください。

リビングの一角に作るオープンタイプのワークスペース

リビングの一角にワークスペースを設ける「オープンタイプ」は、家族とコミュニケーションを取りながら作業ができるメリットがあります。しかし、騒音や視線が気になることもあるため、集中力が削がれるかもしれません。

そのため、以下の2つの対策をおすすめします。

対策1
パーテーションを設ける
背の高い本棚で仕切る

↓ 結果として

適度なプライバシーを確保できる
対策2
収納スペースを多く取る
デスク周りをすっきりと保つ

↓ 結果として

作業環境を整えられる

こうした工夫により、家族と過ごす時間を大切にしながらも、集中して作業に取り組むことが可能です。

階段下のスペースを活用したコンパクトなワークスペース

階段下のスペースを活用するアイデアは、限られた空間を有効に使うための実践的な方法です。多くの家庭で見逃されがちな階段下スペースを有効活用することで、コンパクトながらも機能的なワークスペースを作れます。

ただし、狭い空間では圧迫感を感じやすいため、明るい照明や鏡を使って広く見せる工夫が必要です。デスクや収納をカスタマイズして、スペースにぴったり合う家具を選ぶようにしましょう。
小さなスペースでも効率的に作業ができ、家全体の使い勝手も向上します。

大きな窓際に設置した明るいワークスペース

大きな窓際にワークスペースを設置することで、自然光をたっぷりと取り入れた快適な作業環境になります。自然光は目に優しく、長時間の作業でも疲れにくいという利点があります。

ただし、直射日光が強すぎる場合にはブラインドやカーテンで調整する必要があります。外からの視線が気になる場合がありますが、植物や家具を配置することで視線を遮ることが可能です。

また、窓際には自然の風景を楽しむことができるという大きな魅力もあります。リラックスしながら集中して作業に取り組みたい方におすすめの方法です。

まとめ

注文住宅にワークスペースを設ける際、使用する人や目的、部屋のタイプ、照明や換気、コンセントの位置などを考慮することで、快適で効率的な作業環境が整います。具体的なレイアウト事例を参考に、自分に合ったワークスペースを設計しましょう。

また、理想のワークスペースを実現するためには、住宅展示場を実際に訪れることがおすすめです。住宅展示場では、最新のワークスペース設計や実際のレイアウトを確認できるだけでなく、営業マンから具体的なアドバイスを受けられます。

実物を見て触れることで、より現実的なイメージが湧き、自分のニーズに合った最適なプランを見つける手助けとなります。新しい生活の一歩を踏み出し、快適なワークスペースを手に入れましょう。

この記事を書いた人

岩井 佑樹
岩井 佑樹 宅地建物取引士・シニアライフ相談士
飲料メーカーを経て2014年に宅建士として不動産会社に転職。2019年に不動産ライター業を始める。2024年3月現在、不動産会社のコラムや不動産関連記事を400記事以上作成。現在は不動産会社とWebライター業の会社を経営。現役不動産屋ならではの経験から、不動産に関する「リアル」な記事を発信している。

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岩井 佑樹
岩井 佑樹 宅地建物取引士・シニアライフ相談士
飲料メーカーを経て2014年に宅建士として不動産会社に転職。2019年に不動産ライター業を始める。2024年3月現在、不動産会社のコラムや不動産関連記事を400記事以上作成。現在は不動産会社とWebライター業の会社を経営。現役不動産屋ならではの経験から、不動産に関する「リアル」な記事を発信している。