憧れのマイホームのインテリアを考えるのは、家づくりのステップの中でも楽しいことのひとつですね。
一方で、照明の配置や窓のデザインなど、家づくりの早い段階で決めておかなければいけないインテリア要素があるため、間取りを決める段階からインテリアテイストの方向性だけでも決めておく必要があります。
内装材や家具に統一感を出し、完成度の高いインテリアにするためにも、インテリアテイストの種類を知って自分好みのテイストをピックアップしておくのがおすすめです。
今回は、人気のインテリアテイストから定番のインテリアテイストまで、それぞれの特徴や主な配色、向いている人について解説します。
人気・定番のインテリアテイスト
モダンテイスト

モダンテイストは、装飾を抑えたシンプルなデザインが特徴のテイストです。直線的なフォルムや大理石・ガラスといった高級感のある素材を多用し、都会的でスタイリッシュな雰囲気が大きな魅力です。
・主に使用する色・配色
白・黒・グレーで構成するモノトーンが基本ですが、赤や青、オレンジなどのビビッドカラーをアクセントとして入れると個性が出せます。
・適している人
シンプルでホテルライクな空間が好きな人
生活感を抑えた雰囲気にしたい人
ナチュラルテイスト
木の温もりを活かしたテイストで、木や布、石といった自然素材を中心に構成されます。優しくやわらかな雰囲気があり、根強い人気がある定番のテイストです。
・主に使用する色・配色
ベージュやアイボリー、ライトブラウンなどのソフトな色を多用します。無垢材の色合いや木目を活かすために、主張が激しい色は避けることが多いです。
・適している人
自然素材が好きな人
温かみのある落ち着いた空間で過ごしたい人
和モダンテイスト

日本の和室のデザインとモダンテイストのデザインは、シンプルで直線的という共通項があります。和の伝統的な要素とモダンデザインを組み合わせたスタイルです。畳や格子、障子などとソファを組み合わせるといったいわゆるミックスインテリアの代表格です。
・主に使用する色・配色
ダークブラウン、ベージュ、グレーなど落ち着いた色が中心です。和がベースとなるため、紺やくすんだグリーン、黒などをアクセントカラーとして使うのもおすすめ。
・適している人
侘び寂びなど和の雰囲気が好きな人
上質で落ち着いた空間に仕上げたい人
ジャパンディテイスト
自然素材を使用する点で共通する北欧デザインに、和の要素を追加したテイストです。和モダンテイストと混同されがちですが、和の要素が和モダンテイストの場合7~8割、ジャパンディテイストの場合は2~3割と覚えておくと違いが理解しやすいでしょう。
・主に使用する色・配色
ベージュ、グレージュ、アイボリーといったアースカラーが中心です。木や石の質感を楽しめるよう、はっきりとしたトーンの色は使わないことが多いです。
・適している人
シンプルで洗練された空間をつくりたい人
北欧と和の雰囲気を両方楽しみたい人
アジアンテイスト
バリやタイなど東南アジアのリゾートスタイルをイメージしたテイストです。藤や布などの自然素材と手工芸品を組み合わせ、リラックスしやすい空間を演出します。
・主に使用する色・配色
ダークブラウンとアイボリーやホワイトを基調に、オレンジやパープル、グリーンなどをアクセントに入れます。ダークブラウンの分量が多いほど重厚さが出せます。
・適している人
リゾートホテルのような落ち着いた空間を自宅で楽しみたい人
自然素材をインテリアにたくさん取り入れたい人
北欧テイスト

ノルウェーやスウェーデン、フィンランドなどの北欧で好まれるテイストで、一時期爆発的な人気を誇り、その後も定番のテイストとして愛されています。太陽光が入りにくい気候でも暮らしやすいよう、明るめで温かみを感じるデザインが特徴です。
・主に使用する色・配色
白やアイボリーをベースに淡いブルーやグレー、木目などを組み合わせます。オレンジやイエローなどを加えてポップに仕上げるバージョンも人気です。
・適している人
明るく居心地の良い空間をつくりたい人
シンプルながらぬくもりを感じるインテリアが好きな人
インダストリアルテイスト
工場や倉庫をイメージして、配線や配管をあえてむき出しにするなど無骨さが魅力のテイストです。コンクリートやアイアン・スチールなどの金属の素材感を楽しめるため、いい意味で住宅っぽさを感じさせません。
・主に使用する色・配色
ブラックやグレー、ダークブラウンなど重厚感のある濃いトーンの色が中心です。パステルカラーやビビッドカラーは使わないことが多いですが、個性を出すために採用することもあります。
・適している人
クールで個性的な空間を好む人
自分で手を入れながら仕上げる過程を楽しみたい人
ヴィンテージテイスト
長年使い込んだような少し枯れた味わいを楽しむテイストです。古材やアンティーク家具を取り入れ、歴史の重みを感じつつもどこか懐かしい雰囲気を演出できます。
・主に使用する色・配色
ダークブラウンを基調としたダークカラーを組み合わせます。使い込んだ風合いがポイントのため、明るめにしたい場合はスノーホワイトではなくアイボリーを選びましょう。
・適している人
経年変化による独特の枯れた質感を味わいたい人
アンティーク家具が好きな人
ブルックリンテイスト
ニューヨークのブルックリン地区の街並みをイメージしたテイストで、インダストリアルテイストとヴィンテージテイストの要素を含んでいます。使い古された風合いが特徴ですが、レンガや木を取り入れるためインダストリアルテイストほどの無骨さはありません。
・主に使用する色・配色
ブラック、ダークブラウン、レンガ色などがよく使われます。くすんだ色合いでまとめるため、メリハリをつけたい場合は黒ではなくグレーを使うとなじみやすいです。
・適している人
カフェのようなおしゃれな空間をつくりたい人
個性的な家具を置きたい人
西海岸(コースタイル)テイスト
アメリカ西海岸のビーチハウスをイメージしたテイストです。サーフボードや流木、貝殻などをディスプレイするのが特徴で、太陽の日差しがぴったりな爽やかで開放感がある雰囲気が楽しめます。
・主に使用する色・配色
ホワイトやブルーデニム、ベージュ、グレーなどを組み合わせます。ビビッドなトーンよりも淡く落ち着いたトーンの色を選ぶと失敗しません。
・適している人
開放的でリラックスできるリゾート風の住まいにしたい人
デニムやリネンの質感が好きな人
お気に入りのインテリアテイストで暮らしに彩りを
おしゃれなインテリアの家にするポイントは、「最も大きな空間のインテリアテイストを家全体のインテリアテイストとする」ことです。つまり、LDKをモダンテイストにするなら、玄関や廊下もモダンテイストにまとめると統一感が出ます。
ただし、寝室や子ども部屋などの独立空間は、好きなインテリアテイストを取り入れてかまいません。空間をメインで使う人の好みに合うインテリアテイストをぜひ楽しみましょう。
インテリアテイストを決めておくと、内装材や家具、カーテンなどを選ぶ時迷いにくくなります。お気に入りのインテリアテイストに囲まれ、心地よく毎日を暮らせる家づくりを目指しましょう。




